1月10日(金)に中期ブロック(5~7年)でお茶の学習を行いました。ゲストティーチャーに地域の方をお招きし、田原の地場産業の一つであるお茶の育て方や種類の他、なぜ田原ではお茶が育てられているのか、田原の地形の秘密や寒さの秘密についても教えていただきました。緑茶の種類では「かぶせ茶、玉露、碾茶(てんちゃ)」という種類があること、現代、アメリカでスティック状の緑茶がいわゆる青汁のような健康食品として好まれていること、おいしいお茶が作られるためには、盆地などの「空気が動かないことという条件が必要で、それによっておいしい茶葉となる。」だから、盆地である田原の気候が適していること、紅茶と緑茶の陶器や急須の違いは、茶葉への刺激の与え方に違いがあることなど、多くのことを学びました。講義形式のお話の後、天然の甘味成分で砂糖の数百倍の甘味のある甘茶(あまちゃ)に甘茶と異なる茶葉をブレンドしたお茶を今回試飲させていただきました。学習前には、お茶が苦手だと言っていた子どもたちもいましたが、砂糖が入っていないのになぜこんなにお茶が甘いのかと驚きながらお茶の美味しさを味わっていました。子どもたちの中には、「今日の授業で前に教えてもらった記憶がよみがえってきました。さらに、前より詳しく教えてもらえたし、外国のお茶や経験を話してもらえたので、すごいなと思いました。」という感想を書いている子どももおり、これまでのお茶の学習の積み重ねがしっかりと子どもたちに残っていることがうれしく思います。オマーンやフランスなどでお茶を販売したことがある講師の方の貴重なご経験を交えながら、お話をしてくださったので、楽しく学習することができました。